高宮祭場では毎月のつきなみ祭で今でも古式の祭典が行われているとのことだった。山の中へと入っていくとだんだんとけわしい道へと変わり、竹で作られた、鳥居に変わってくる。つまりここからが結界ということになる。さらに登りつめると、かなり広い、石で祭壇のようなものが作らており、遺跡のあとのような場所に着いた。ここが「高宮祭場」である。ここが、宗像大神ご降臨の地と伝えられる場所だ。悠遠のいにしえより、この地で現在も古式にのっとって続けられてるとのことである。
ここは、神籠(ひもろぎ)・磐境(いわさか)というお祭りの原点を今に残す、全国でも数少ない古式祭場だった。私は人がいないのことをよいことに大声で祝詞をあげさせて頂いた。それまで降っていた雨は限界ぎりぎりのところで上がっている。宗像大社へ着くまでのあの大雨はなんだったのだろうと思いながら、これは参拝するのにありがたいと感じた。しかし、風が天から舞うように強く吹きつけてくる。がんばって祝詞をあげさせて頂いた。本当はここで、必殺の青経巻を上げさせていただきたかったのだが、時間的にあきらめた。
○ 二宮と三宮へ参拝する
宗像大社の中心には市杵島姫神(いちきしまひめかみ)が祭られているが、残りの女神さまにも、
参拝したいと考え、二宮と三宮まで歩いた。雨がついに落ち始めた。うむ。神様が天候を守ってくださっていると思っていたのに。などと勝手なことを考えながら、二宮へ参拝する。
二宮では沖ノ島の沖津宮「田心姫(たごりひめ)」が祭ってある社でまたも、祝詞を上げさせていただく、さらに三宮の社、大島の中津宮 「湍津姫(たぎつひめ)」が祭ってある社でも祝詞をあげさせて頂いた。
そうして、お社を出たとたんに雨が上がり、なんと青空が見えている。おーと感動しながら、自分では勝手に神様に祝詞が届いたぞ。などどと勝手に考えて上機嫌になり、山を下りて駐車場へ向かった。なんと空は青く流れはじめた。うむ〜。けれども、肝心な青経巻をあげることができなかったことと、すべての社で、「ひふみの祓い詞」「禊祓詞」があげられなかったのが残念だった。けれども、神様の力が増すようにと、「神様の御開運の祝詞」だけはなんとか上がった。また、参拝させていただこうと思った。